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楽天市場ラウンジをごらんのみなさま,おはようございます。日本地ビール協会認定ビアテイスター・マスタージャッジのエディ中村です。
2012年1月下旬から,ちょっとした事情で,ドイツ・ヘッセン州に住んでいます。フランクフルトのやや北,マールブルグという街です。 フランクフルトには日本食レストランやお寿司屋さん,日本食材屋さんが何件かあります。たいへん美味しいです。しかし,ここはマールブルグ。フランクフルトよりもかなり田舎です。新鮮な生の寿司ネタが入荷するのか?と思いますが,SU-SHI BARがあるんですよね~。 内陸ですからネタの輸送費がかかるのでしょうか,値段は高めです。日本だとせいぜい「並」レベルの1人前が約15ユーロ。どうかな~?怖くて試していません。お店の人はどうみても日本人にはみえないし。 さて,ピルスナービール,日本でも普通に使われるこの名前。ドイツのピルスナーはジャーマンピルスナーというスタイルです。ジャーマンピルスナーの歴史的解説のためには,まず,チェコの話をしないといけません。 なので,2回に分けてお話しします。題して「ピルスナーの歴史その1・チェコの元祖ピルスナー」と「ピルスナーの歴史その2・ドイツで初めてのピルスナー」です。 その昔19世紀以前,当時のドイツのビールの色はだいたいアンバー色,褐色でした。時は1842年,ところはボヘミア(現在のチェコ)のピルゼン市。さあビールを造ろう!と思い,ピルゼンの軟水を使って醸造したところ,なんと! 仕上がったビールの色は褐色じゃなく,輝く黄金色でした。原材料はだいたいドイツっぽいレシピだったのだと推測しますが,なんといっても軟水がポイントです。ミネラルが少ない水でビールを造ると,一般的に澄んだ明るい色になるのです。 このキレイな黄金色のビールは見た目も良いし,すっきり美味しいし,瞬く間にヨーロッパ中に流行しました。 これぞ,チェコが世界に誇るビール,ピルスナーウルケルです。「ウルケル」はチェコ語で「源流」の意味。いわば元祖ピルスナーです。現在世界中で広く飲まれているピルスナービールのオリジンはチェコのピルゼンの街なのです。 今日のご紹介はドイツビールじゃないですが「元祖ピルスナー」のピルスナーウルケルです。地理のお好きな方はすぐお気づきですが,チェコってドイツの東側の隣国で,ぐいっと国土が西側に張り出しています。なので,限りなく「ドイツに近い」位置関係です。 ウチの協会のビアスタイルガイドラインではボヘミアンピルスナーとジャーマンピルスナーは別なスタイルとして,しっかり区別されています。その味わいはかなり異なります。 グラスに注ぎますと,キレイな黄金色ですが,ジャーマンピルスナーにくらべやや濃い色に仕上がります。ピルゼンの水は基本的には軟水ですが,若干のミネラルが含まれるから。色度数は4から5くらい。泡はキレイです。 香りはホップがぐいっと来ます。 一口飲みますと,ちょいと甘味が来ます。ホップもすぐにしっかり来ます,苦いです。苦いんだけども,甘いのです。ボディもやや強め,ミディアムボディです。 後味はすっきり。苦みと甘味のいいバランスです。 このボディ感とモルト感が,ボヘミアンピルスナーの真骨頂。しっかりと飲み応えのあるピルスナーなのです。 ドイツに住んでいますと,ピルスナーウルケルは隣国チェコのご近所ビール。普通にスーパーで買えます。EU内ですからもちろん値段も安い! チェコといえば豚肉です。「プラハハム」といえばチェコ料理の定番ですが,日本ではなかなか入手不可能なようです。というわけで,あわせるおつまみには国産ですが,良質なハム,といきましょう。 ハムとウルケル,鉄板の組み合わせです。 今日のテイスティングは,ジャーマンピルスナーの話をするための予習として,チェコのボヘミアンピルスナー・ピルスナーウルケルでした。 話は次回に続く! メールマガジン発行システムの“まぐまぐ”のメルマガをリニューアルしました!新メルマガは「ビアテイスター・エディ中村のビールテイスティング講座」(まぐまぐID:1260270)です。まぐまぐHPから,ぜひ,ご購読ください!
最終更新日
2012年03月02日 01時13分59秒
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